残業未払いがなくならない理由

日本の社会では長年の習慣で時間外労働が当たり前の風潮があります。定時が来ても仕事が終わらなければ明日に持ち越さないで、今日仕上げられるだけやっておくのが習慣化しています。その理由の一つには、厳しい納期にあります。
誰しもが効率よい仕事がこなせるわけでなく、誰しもが失敗やミスがないわけでなく、こうした個人の貢献度の未到達感がせめて残業して穴埋めする体制になっているのです。前例がつくと、同じ期間で同じ仕事がこなせるはず、いやもっと短い納期で仕上げてくれとなると、労働時間をはるかに超えようと「達成する」ことを目指して仕事に励みます。本来ならば、そうした残業代は支払われるべきですが、経営者側で残業規制を行っているので、オーバーフローした分はいつの間にかサービス残業になっているというからくりです。gf1420096371l
日本の高度成長の陰に、企業間の技術面での切磋琢磨がなされてきたのは事実です。新商品の開発も、オーバーワークをしなければ無理な納期を経営人が開発者に望み、そのような仕事を営業がとってくるからです。
さらに人件費が削減によって、社員が減らされ、頭数だけの派遣に頼り、心細い戦力で仕事を割らなくてはいけないことも要因となっています。

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